井上尚弥の得意パンチとTJ・ドヘニーの弱点が完全一致している件

井上尚弥vsTJドヘニー

上記の動画でもお話させていただいているのですが、井上尚弥の得意なパンチ(これまでに数々の強豪を倒してきたパンチ)とTJドヘニーがこれまでの試合でダウンを喫してきたパンチ・効かされたパンチの種類・角度などが完全一致しているというところに着目しています。

<注意すべきはドヘニーのフィジカルと脅威のパンチ力>

2024年9月3日東京有明アリーナで行われるプロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一戦、井上尚弥vsTJドヘニー。

我らが井上尚弥の対戦相手とされるTJドヘニーなのですが、簡単な経歴は以下になります。(<井上尚弥と対戦するTJドヘニーの日本での試合>)

これまでに日本国内で大橋ジム興行でも試合を3試合行ってきました。

その中でも日本人選手を含めとてもインパクトのある勝ち方をしてきたドヘニーなだけに面白い試合も可能性としてはあるのですが、井上尚弥の圧倒的なこれまでの勝ち方や実力を考えると試合予想・オッズとしては全くお話にならなくなってしまっているという事が客観的な見解になってしまうのではないでしょうか。

まず、Mr.K的見解でお話させていただいている井上尚弥の得意なKOパンチ・ダウンシーンなどを振り返ってみましょう。

<井上尚弥の合わせの左フック>

エンドレスファイターの元世界チャンピオンでワタナベジムで木村隼人の先輩でもある河野公平に左フックを合わせていく井上尚弥。

当て感もそうだが、左フック3連発を瞬間の判断で合わせていく事ができるのはボクシングIQの高さと反復練習の賜物だと感じる。

直近では井上尚弥vsルイス・ネリ戦で1ラウンドでダウンを奪われはしましたが、2ラウンド目に左フックを合わせダウンを奪い返しています。

Mr.K
Mr.K

井上尚弥のデビュー戦から、この左フックでのダウンを奪ったりKO勝利しているケースは多々あります。

木村隼人
木村隼人

正に井上尚弥の十八番と言えるのではないでしょうか。

井上尚弥vsドヘニー戦でも見物である事は間違いありません。

<TJ・ドヘニーがダウンを喫している左のパンチと右ガードの甘さ>

こちらは井上尚弥とも対戦が期待されたサム・グッドマンとドヘニーが対戦した時の映像の一部です。

グッドマンの左フックに対し、ドヘニーがダウンを喫している場面になります。

ドヘニーのパンチは強い印象なのですが、パンチを打っている時のカバーがとても甘い事がわかります。

ボクシングなどスポーツ全般に言える事ではあるのですが、日頃からの習慣が試合事の瞬間瞬間に出ます。悪い癖の修正というのは容易ではありません。

Mr.K
Mr.K

ドヘニーが井上尚弥戦に対して、客観的にも自分と向き合う事も怠る事なくこの穴を修正する事ができればとは思いますが、なかなか簡単には行かないのが面白いところ。

更にグッドマンと井上尚弥のこれまでの試合を分析するとすぐにわかるのですが、パンチの質・威力の違いを考えるとこの一撃が致命的になり終わらせられる事も十分あります。

木村隼人
木村隼人

この辺りの改善点なども試合の見どころとなりますね!

<井上尚弥が得意としている左ボディブロー>

ドネア第1戦で井上尚弥が魅せた左ボディショット。
右アッパーでガードと意識を上に上げてのタイミング抜群の左レバーショット。

井上尚弥が得意な肝臓を抉る擦るようなパンチ。

<TJドヘニーがダウンを喫している左フック・左ボディブロー>

 

上記の映像からもわかるように、タイミングの良いボディブローは誰が受けても基本的には効くものではあります。

そこを含めても恐らくドヘニーはボディが然程強くはないように感じます(笑)

井上尚弥のタイミング・威力共に優れたボディブローを喰らったらどうなるでしょうか。

後は想像にお任せいたします(笑)

<まとめ>

9月3日に井上尚弥と対戦するTJドヘニーの弱点が井上尚弥の特技と当てはまっている点について解説させていただきました。

これらの特徴からMr.K的には前半で終わる事を想定しておりますが、皆様はいかがでしょうか。

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<TJドヘニーのプロフィール>

・テレンス・ジョン・ドヘニー(Terrence John Doheny、1986年11月2日 – )
・アイルランド出身
・オーストラリアニューサウスウェールズ州在住
・元IBF世界スーパーバンタム級王者
・現WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者

7歳からボクシングを始めアマチュアで200戦のキャリア
2012年4月にプロデビュー
2013年8月にPABAスーパーバンタム級王座を獲得

身長166cm
リーチ173cm

<井上尚弥と対戦するTJドヘニーの日本での試合>

2018年8月16日 後楽園ホール
IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(セレス)に指名挑戦者として挑戦
試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し12回3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得。

2019年1月18日、ニューヨークのフールー・シアターでIBF世界スーパーバンタム級10位の高橋竜平と対戦。
👉11回2分18秒TKO勝ちを収め初防衛に成功。

2019年4月26日、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムにてファン・フランシスコ・エストラーダvsシーサケット・ソー・ルンヴィサイ第2戦の前座で、WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンと王座統一戦。
👉12回0-2(113-113、110-116×2)の判定負けを喫し王座統一と2度目の防衛に失敗。
👉ドヘニーは23万ドル(約2,500万円)、ローマンは20万ドル(約2,100万円)のファイトマネー。

2020年3月6日、ドバイでイオヌット・バルツァと対戦。
👉8回判定負け

2021年8月6日、ベルファストファールズ・パークでWBOインターコンチネンタルフェザー級王者のマイケル・コンランに挑戦する予定だったが[10]、WBA世界フェザー級暫定王者のエドゥアルド・ラミレスが王座を返上した為[11]、試合3日前に急遽WBA世界フェザー級暫定王座決定戦に変更され試合は行わレル。
👉12回0-3(2者が111-116、108-119)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗。

2023年3月11日、シドニーのシドニー・スーパードームにてサム・グッドマンと対戦。
👉0-3の判定負け。

2023年6月29日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者の中嶋一輝と対戦。
👉4回2分32秒TKO勝ちを収め、アジアパシフィック王座を獲得。

※中嶋は、直近で元日本スーパーバンタム級チャンピオンで世界挑戦経験のある和気とOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチを行い、2回KO勝ちを納める。

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