プロボクシング前4団体世界バンタム級統一王者で、WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥選手が大橋ジムでメキシコ人選手2人を相手に7月25日の試合に向けて10ラウンドのスパーリングを敢行したというニュースを受けました。
試合に向けて井上尚弥選手の状況が知りたいファンの方も少なくはないのではないでしょうか。
フルトン対策として最高のスパーリングパートナーが用意されていると感じます。
井上尚弥選手の最終調整とも言えるスパーリングパートナー4名についてみていきましょう。
井上尚弥vsフルトンに向け10ラウンドスパーリング
2023年の6月下旬のニュースで、井上尚弥選手が10ラウンドのスパーリングを観光したという報道がされました。
大橋ジムで2人のメキシコ人選手を相手に行われたとの事です。
この10ラウンドのスパーリングは、井上尚弥選手本人の希望で敢行されたとの事ですがどのような意味があるのかについて触れていきましょう。
ボクシングにおけるペース配分の勘違い
井上尚弥選手が今回の10ラウンドスパーリングについて、
「前半1、2ラウンドはペース配分し過ぎた・・」
「5ラウンド目は効かせる事ができた」
とコメントしている事についてお話させていただけたらと思います。
勘違いをよくされるがボクシングはA級以上は8ラウンド以上で世界戦となると12ラウンド。ペース配分も大事だけど、それはスタミナを配分するという意味でではなく、井上尚弥自身は12ラウンドフルで行くだけのスタミナは用意しているもののペースの奪い合い、ダメージの与え合いの中でスタミナも大きく削られるところから戦略的に戦う事を指しているんです。
つまり、一般の人だったり、キャリアのない選手だと感覚的にわかりづらい部分があるかもしれませんがあくまでも井上尚弥選手は12ラウンドフルで戦い抜く事は前提として準備するのは当然だという事です。
「スタミナの配分をする」という意味の解釈や理解については難しいとところがあるのかもしれません。
井上尚弥のスパーリング相手毎の課題
井上尚弥選手の対戦相手であるフルトンは、これまで無敗でディワーク・クリンチワーク・フットワークが多彩なところから長期戦になる事も大いに想定している事で長いラウンドでの調整も含めているのだと感じています。
あらゆる場面を想定して、仮説を立ててどのようなパターンでも対応できるように井上尚弥陣営は様々な対応のスパーリングパートナーを用意しています。
木村隼人チャンネルの井上尚弥vsフルトンの勝敗予想・展開予想としては圧倒的な展開になる可能性すらも感じているのが正直なところではあります。
✅大柄な選手のクリンチ対策
✅前進してきて打ち合う展開
✅フットワークで動き回って捕まえにくい展開
✅ボディワークを多彩に動かす多彩さの対策としてボディブローの利かせ方
ざっと考え得る事だけでも多数のフルトン対策が考えられます。
あらゆる展開を想定して対応策を練りに練って準備していることから、オーバーワークにならないようにテクニック・フォジカル・メンタル全ての調整は難しいところですが一流の選手と陣営なので非常に楽しみです。
それでは、井上尚弥選手の最終スパーリングパートナー4名をみていきましょう。
井上尚弥の最終調整スパーリングパートナー4名
5月下旬から7月25日のフルトン戦に向けて井上尚弥選手の最終調整となるスパーリングパートナー4名を紹介いたします。
ジャフェスリー・ラミド
ラミドは井上尚弥陣営が仮想フルトンとしてかなり良いスパーリングパートナーだという事をコメントしています。
ただ、一つラミドは元々サウスポーだという事です。
一説によるとオーソドックス(右構え)でもできるとの事なのでもしかしたら井上尚弥選手のスパーリングパートナーを務める際はオーソドックスの可能性もありますね。
また、ラミド選手は岩佐亮佑選手との試合経験もあり勝利しています。
実際に試合を拝見させていただきましたがフットワークとボディワークが多彩で柔らかい動きに加え、スピードがあるので井上尚弥選手のフルトン対策にはぴったりだなと感じました。
岩佐選手との試合も独特なリズムで終始ラミドがコントロールしているような印象でした。
体格もスタイルも仮想フルトンとしてかなり良いパートナーになる事は間違いないです。
実際に2019年9月上旬から約一ヶ月間大橋ジムで井上兄弟のスパーリングパートナーを務めた経験もあり、井上尚弥陣営がラミドをスパーリングパートナーとして招くのは2023年2月に続き2回目となります。
実際に井上尚弥選手はフルトン戦で長いラウンドを戦う事を想定し8ラウンドのスパーリングを敢行しています。
ラミドは二度全米王者になり、ロマチェンコのスパーリングパートナーも150回異常務めた経験があります。
クリストファー・ロペス・ロイドゲリス
フルトンと同じ身長170センチでオーソドックス(右構え)のクリストファー・ロペス(25=メキシコ)5月下旬〜6月上旬にかけて井上尚弥選手のスパーリングパートナーを務めています。
フルトンに近い体格ではあれど、攻撃的なスタイルというところから井上尚弥選手としては相手の得意なところで戦うトレーニングとして課題として抜擢しているようです。
ブライアン・アコスタ
WBC世界フェザー級26位のブライアン・アコスタ(24)は階級こそフルトン選手より上になりますが、元々階級を上げてフェザー級に進出する予定のフルトン選手なのでスパーリングパートナーとして抜擢されたと考えられます。
フィジカルが強くて前に出るタイプなので、井上尚弥選手としては相手の得意なところで勝つ事を意識したスパーリングパートナーとなります。
セサール・バカ・エスピノザ(左)
元WBCユース・シルバー・スーパーバンタム級王者のセサール・バカ・エスピノザ(21)は、距離をとるタイプのスパーリングパートナーです。
更に井上尚弥ファンとなり腕に刺青を入れる程というエピソードもあります(笑)
大ファンの井上尚弥選手のスパーリングパートナーになれるなんてきっと誇りに思っている事でしょう!
井上尚弥vsフルトン戦直前のスパーリングパートナーについてまとめ
井上尚弥vsフルトンに向けて最終調整として呼んだスパーリングパートナー4名について書かせていただきました。
フルトンのボディワーク・クリンチワーク・フットワークなどの多彩な動きとスーパーバンタム級という新しい未知の階級への挑戦という事もあってあらゆるタイプにスパーリングパートナーを呼んでいる事がわかりました。
これだけの準備をしていれば穴がない状態でフルトン戦に挑む事になりそうですね。
フルトンの特性に対して、
ジャフェスリー・ラミド
▶︎体格対策(フットワーク・ボディワーク・距離感・スピード)
▶︎ボディワーク・フットワーク・距離感、スピードなど
クリストファー・ロペス・ロイドゲリス
▶︎体格対策(ぶつかり合い・打ち合い・クリンチワーク等)
▶︎相手の得意な距離での対応力
ブライアン・アコスタ
▶︎体格・フィジカル対策
▶︎相手の得意な距離での対応力
セサール・バカ・エスピノザ
▶︎距離対策
あらゆるパターンを想定してスパーリングパートナーを攻略している事が考えられます。
井上尚弥vsフルトンが非常に楽しみになってきますね!
【井上尚弥vsフルトン2023.7.25独占生配信】Leminoの視聴方法(見逃し配信有)
木村隼人チャンネルでは、ボクシングや日常生活で役立つマインドや記述についても深掘りしてお話させていただいております。
よろしければ是非チャンネル登録をお願いいたします。
また、来る7月25日に向けて井上尚弥vsフルトンを生観戦できない方
Lemioでは、唯一井上尚弥vsフルトンをタイムリーオンエアいたします。
勿論、井上尚弥vsフルトンを視聴した後に解約すれば無料で視聴する事も可能です。
是非、このチャンスをお見逃しなく今後とも木村隼人チャンネル公式サイトをよろしくお願いいたします!
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